思い込みを外そう。ニュートラルな視点から。
何事も思い込みを外して中間地点(ニュートラルな視点)から、状況や出来事を観察すると
たくさんの気づきが得られます。
思い込みを外す。ニュートラルな視点。俯瞰。・・・。
これらの大切さは一般的によく知られていますが、知られていることと「できていること」とは違いがありますよね。
なので、あえてここでもお話しようと思います。
わたしたちは無意識に「ラベリング」します。 ラベリングとは、いわゆる「レッテル」です。
「あのひとは〇〇だ」「あの会社は〇〇だ」という感じ。
このように評価を固定化する行為のことをラベリングといいます。
あの人は遅刻魔だ! とラベリングされてしまう人は、きっと遅刻の常習者なのでしょうね。
これはラベリングされる側の行為が原因にあります。
今度は、ラベリングする側の原因を考えてみましょう。
「彼女のようなタイプは信用できるよ」
「ああいうタイプは信用してはいけないよ」
「人生ってやつは、思うようにはならないものだ」
「仕事ってのは、我慢してなんぼだよ」
これはラベリングする側の「人生観、過去の経験」に基づいています。
「〇〇のようなタイプ」という表現は、個々人を見ていない証拠です。
いずれも「経験」「周囲からの評価」「蓄積した知識」などがもとになっています。
これは、裁判でいうところの「先例主義」です。 過去の判断に従って処理するわけですから
「いま」を見ていませんし「意外性」「例外」を認めていないことになります。
人生に対してどんな感じ方、考え方をしているか?それはとても重要です。
人生観のことです。
わたしの経験上、人生は意外性にあふれています。
まさか! というアドベンチャーな体験を何度もしているので、
これはこういうものだ!と断定できないと思っています。
ですので、一つの出来事には無数の側面があり、いろんな見方、可能性、不思議さを考慮に入れるようにしています。
いわゆる「目に見えない力の働く余地」を理解したうえで、可能性を信じるのです。
だから、人生はどんなに苦境になったとしても「アドベンチャーだ」とわたしは感じています。
アドベンチャーなので、いろんなアイデアや勇気や可能性を見つけ出せます。
なので、カードリーディングのレッスンをする際、受講生様にはいろんな読み方ができることを前提に、様々な条件を通して、一つの可能性を見つけられるように添削しています。
受講生様の人生観もありますね。 その人生観が色濃く出すぎると、相談者にとってどれだけ望ましいメッセージを届けられるか疑問になります。
なので、受講生様には、ここでお話している「ニュートラルな視点」を持てるように願っています。
もし、あなたが
失恋や失業をした場合、「お先真っ暗」な気分になると思います。
現実面では悲しみと脱力と失望感に見舞われると思います。
しかし別の視点から考えれば、人生の再スタートのタイミングに立っている、と言えますね。
これまでの自分とは違う生き方を作るチャンスです。
新しい自分はどんなことで輝こうか?
どんなふうに自分を表現しようか?
そのように「節目」について俯瞰してみると、面白いほどのアイデアと可能性が今の自分にはあることに気づくと思います。
まだ具体的にそれらが現れていないだけです。
まだ表れていない可能性のいくつかを発見する方法の一つは、占いかもしれませんね。
第三者の占い師が、占いを通して客観的に、「こういう可能性やアイデアがありますよ」と示してくれるでしょう。
友人に頼るのもいいでしょうね。
そういう第三者を頼る場合、いろんなタイプ(性格や考え方)を持った人から話を聞くのが良いです。
彼らもまた「ラベリング」しているからです。
人生に悲観的な人は、そのラベリングしたものの見方で判断しアドバイスするかもしれません。
人生に楽観的な人は、全然違う視点をもっているでしょう。
幅広く高い視点から全体像と未知の可能性を視野に入れた判断ができる人からアドバイスを受けると
「アハ体験」できると思います。
思い込みは思考を固定化させるので、発想に広がりが生まれにくくなります。
「ほかにも可能性があるよね」
「ほかにはどんな見方や考え方があるかな?」
と、じぶんに問いかける習慣をつけると
ラベリングが外れ、ニュートラルな視点を取り戻せると思います。
わたしたちはいろんな人生体験を重ねるごとに、偏った見方や感じ方を身に着けてしまいます。
そのことを踏まえて、
「ほかの視点から観察する」ように心がけると視野が広がり人生の選択肢が増え、豊かな人生になると思いますよ。
昌帆より。
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